お問い合わせ

【現地視察レポート】イギリス式=全部同じではない?エージェント説明会で見えた「インター校の真の姿」

この記事を書いた人

Ayumi(あゆみ)|母子留学経験者

福岡県出身。前職はメーカー勤務。ある海外旅行で娘を現地のインターナショナルスクールに体験入学させた際、子どもが自ら学びに向かう伸び伸びとした光景に衝撃を受け、海外教育への関心を深める。約5年の情報収集と7カ国の比較を経て母子留学を決断し、会社を退職して2人の娘とともにマレーシアへ渡った。現在は娘たちを現地のインターナショナルスクールに通わせながら、自身の「迷い」と実体験をもとに、これから教育移住を考える家庭へ向けた等身大の情報を発信している。

 

この記事について

  • ※この記事は、マレーシアへの教育移住・母子留学を検討されるご家族の「はじめの一歩」になるべく、GLOBAL EDU MALAYSIAが制作しています。当コラムの執筆・編集は、実際に自身の子どもをマレーシアのインターナショナルスクールに通わせているスタッフが担当しています。
  • この記事は、マレーシア現地で教育移住・母子留学をサポートするGLOBAL EDU MALAYSIAが、30校以上の提携校から得た一次情報と、現地で子育てをする当事者としての実感に基づいて執筆しています。


これまでこちらのコラムでは、マレーシア留学における「カリキュラムの違い」や「現地の物価・生活費」といった、留学計画の土台となる実用的な情報を何度かお届けしてきました。今回は少し視点を変えて、私たちが普段どのようにして「パンフレットには載っていない学校のリアルな姿」をキャッチしているのか、その裏側を少しだけシェアしたいと思います。

先日、マレーシア国内にある某インターナショナルスクールが主催する「エージェント向け説明会」に参加してきました。

「エージェント会」と聞くと、ただ会議室で学校のカリキュラムや学費の改定について説明を受けるだけ……と想像されるかもしれません。しかし、実際は全く異なります。多くの先生方と直接言葉を交わし、生徒たちの普段の授業風景をありのままに見学できる、私たちにとって非常に貴重な機会なのです。

 

マレーシアのインター校、「イギリス式」ならどこも同じ?

ご存知の通り、マレーシアには数多くのインターナショナルスクールが存在します。そして、その大半が「イギリス式(英国式)カリキュラム」を採用しています。

ここで多くの方が陥りがちなのが、「イギリス式なら、どの学校に行っても教育内容は同じ、似通っているだろう」という誤解です。

確かに、ベースとなる教育カリキュラムや最終的に目指す試験(IGCSEやA-Levelなど)は共通しています。しかし、「イギリス式」という枠組みの中で、各学校が何を大切にしているのか、どのようなオリジナルな教育方針を持っているのかは、本当に千差万別なのです。

今回のエージェント会でも、その学校ならではの「色」を強く感じることができました。私たちが視察で目を光らせているのは、テストの点数や進学実績といった数字だけではありません。

  • 校内でのスマートフォンとの向き合い方(厳しく制限するのか、自己管理に任せるのか、学習ツールとして活用するのか)
  • お昼休みの過ごし方(カフェテリアの雰囲気、学年を超えた交流があるか、先生も一緒に混ざっているか)
  • 休み時間の生徒たちの表情や声のトーン

こういった「授業以外の日常」にこそ、その学校が大切にしている哲学や、生徒への愛情の注ぎ方が如実に表れます。今回訪問した学校でも、先生方がどれほど細やかに生徒の日常をサポートしているか、その息遣いを感じることができました。

 

胸が熱くなった、留学生たちによるスピーチ

今回の視察の中で、個人的に最も心を動かされた時間がありました。それは、実際にその学校に通う3人の国際色豊かな生徒たちによるスピーチです。

彼らは、自身の母国語と英語の両方を流暢に使い分けながら、堂々と私たちの前でプレゼンテーションをしてくれました。それだけでも素晴らしいことですが、私が何よりも感動したのは、彼らが「マレーシアに来たばかりの頃の苦労話」を隠すことなく、等身大の言葉で語ってくれたことです。その中に1人日本人の子がいました、もちろん初めましてなのですがまるで自分の子供がスピーチしてるかの様な気持ちになり、思わず涙がでそうに。。。。笑
(子どもたちがスピーチしている姿は本当に感動的だったんですが、ただプライバシー保護のため、その写真は掲載できないので、ここでは雰囲気だけお伝えしますね。)

 

「最初は英語が全く分からなくて、友達を作るのも怖かった」 「文化の違いに戸惑い、ホームシックになって泣いた日もあった」 「学校が楽しくないと思ったこともあった」

そんな赤裸々な苦労話を聞きながら、私は思わず目頭が熱くなりました。なぜなら、これから留学を目指す日本の子どもたちも、少なからず同じような壁にぶつかるからです。

しかし、彼らはそこからどのように立ち直り、学校の先生や友人たちのサポートを得て、今の自信に満ちた姿へと成長したのかを語ってくれました。苦労を乗り越えた生徒たちの表情は、「この学校には、困難を抱えた生徒を温かく引き上げ、見守る環境(心理的安全性)がある」という何よりの証拠だ、と感じました。

このようなリアルなストーリーは、ウェブサイトやパンフレットを眺めているだけでは絶対に知ることはできません。
エージェントとして、親御さんに「大丈夫ですよ、こんな風に成長できますよ」と自信を持ってお伝えするための、大きな確信をもらえた瞬間でした。

 

作品の裏にある「ストーリー」が教えてくれること

スピーチの後は、生徒たちが授業で制作した作品を見学する機会がありました。

ただ綺麗に展示された作品を「すごいね」と眺めて終わるわけではありません。先生方が一つひとつの作品について、「この生徒は最初どのようなアプローチで悩み、どのようなリサーチを経て、この完成形に辿り着いたのか」という背景のストーリーを丁寧に解説してくれたのです。

中には、イギリス式の義務教育修了試験である「IGCSE」において、ハイアチーブメント(高成績)を収めた素晴らしい作品もありました。

完成した作品の質の高さにも驚かされましたが、それ以上に印象的だったのは、「結果だけでなく、そこに至るまでのプロセス(過程)を学校全体でどれほど大切に評価しているか」ということです。

失敗や試行錯誤を繰り返し、時には先生とぶつかり合いながらも、自分だけの表現や答えを見つけ出していく。その背景にあるストーリーを知ることは、そのまま「その学校が教育に対してどのような姿勢で向き合っているか」を知ることに直結します。生徒一人ひとりの個性を潰さず、じっくりと伴走する先生方の情熱が、その作品群からひしひしと伝わってきました。

 

「誰にとっても最高の学校」は存在しないからこそ

マレーシアには本当に素晴らしいインターナショナルスクールがたくさんあります。しかし、忘れてはいけない大切な事実があります。

それは、「どんな子どもにとっても100点満点の、絶対に正解と言える学校は存在しない」ということです。

留学先を選ぶ際、親御さんとしては様々な条件を考慮する必要があります。

  • エリアの問題(通学の利便性、周辺の治安や住環境)
  • 予算の問題(学費だけでなく、生活費や課外活動費を含めたトータルコスト)
  • カリキュラムの相性

これらは学校選びの重要な土台です。しかし、条件面をクリアした学校が複数あった場合、最終的な決め手となるのは「お子様の性格と、学校の空気感(カルチャー)がマッチしているかどうか」です。

自主性を重んじる自由な校風が合っている子もいれば、きめ細やかなサポートと規律がある環境でこそ伸びる子もいます。

だからこそ、私たちはこうして頻繁に学校へ足を運びます。 多くの先生と話し、授業の風景を観察し、生徒たちの生の声を聞き、作品の裏にあるストーリーに耳を傾ける。そうして蓄積した「肌感覚のデータ」があるからこそ、目の前にいるお子様一人ひとりに「この学校なら、きっとこの子の個性が輝くはず!」という、血の通ったご提案ができるのです。

今回のエージェント会も、私たちにとって非常に実りある時間となりました。これからもマレーシア留学の最前線から、数字やデータだけでは測れない「学校の真の魅力」を皆様にお届けしていきたいと思います。

お子様の留学について、少しでも迷われていること、不安なことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。現地を歩いて見てきたリアルな情報をもとに、全力でサポートさせていただきます!

 

お問い合わせはこちら
コラム一覧に戻る
お問い合わせはこちら