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マレーシア留学のデメリット【母子留学編】費用・治安・生活の現実と対策まとめ

マレーシアへの母子留学について、デメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。

憧れの母子留学を叶えたい!となったとき、まず気になるのは費用や教育環境、子どもが馴染めるかどうか…といった心配事ですよね。

マレーシアは日本からも近く、食文化や英語教育の心配も、欧米諸国よりハードルが低い気がしませんか?

ただ、現地に着いてから「思っていたのと全然違う…」と後悔するのは避けたいところ。

マレーシアはしっかりと準備・対策をすればとても素晴らしい環境で学習、異文化交流ができ、挑戦する価値のある国です

キラキラした部分だけではなく、現実を知って、しっかりと準備・対策をしてからスタートを切りましょう!

マレーシア母子留学とは?まず知っておきたい基本 

まずはマレーシアってどんな国?そもそも母子留学ってどういうこと?といった基本的な情報をお伝えします!

マレーシアってどんな国?

マレーシアは日本からの直行便で7〜8時間ほど、時差はマイナス1時間です。

首都はクアラルンプール、国土は日本よりひとまわり小さい約33万㎢で、そのうちの60%が多種の生命を育むジャングルです。

公用語はマレー語ですが、街中では英語がほぼ通じ、ショッピングモールや学校では英語が主言語と思っていただいて問題ありません。

ほかに中国語、タミル語もよく通用します。

年中夏のような気候なので、雨季の豪雨や湿気対策が必要で、服や家電選びも日本とは変わってきます。

マレーシアには複数の民族が暮らしているので、多彩な文化も魅力のひとつです。

また、徒歩で移動する文化がほとんどなく、自家用車やタクシー、Grab(配車アプリ)を活用した完全な車社会です。

常夏の気温や雨の多い気候から、国内には多数のショッピングモールがあり、多様なレストラン、スーパー、ショップが混在した「食・娯楽・交流の場」として人々にとって不可欠な場となっています。

母子留学とは

母子留学とは、お母さんと子どもがセットで海外に移り住む留学スタイルのことを指します。

子どもが現地の学校で語学・異文化を身につける間、親は仕事を続ける人もいれば、自身も語学学校に通う人もいて、スタイルは家庭によってさまざまです。

期間は数週間~数か月の短期留学から、数年単位の長期留学まで幅広い選択肢があります。

日本人の人気の留学先はカナダ、マレーシア、フィリピン、オーストラリアなどとなっており、治安の面でも安心できるため多く選ばれています。

マレーシア母子留学をおすすめする理由

マレーシアが母子留学先として人気を集める理由は、大きく5つあります。

マレーシアには150以上ものインターナショナルスクールがあり、高い教育水準を誇り、多くが英語での教育、英国式カリキュラムが採用されています。

インターナショナルスクールでは英語を利用することが多く、語学力の向上ももちろん期待できます。

そのうえ学費は欧米諸国の半額程度(小学生なら年間約35万円~)と、比較的リーズナブルな点も嬉しいポイントですね。

さらにマレーシアは親日国のため、日本人に対してフレンドリーな国民性です。

クアラルンプールには日本人が数万人規模で在住しており、子育て世代のコミュニティも活発なため、いざというときも相談先があります。

また、日本との時差が1時間なので、リモートワークが普及している昨今、親は日本の企業に勤めながらの留学もでき、親側の選択肢も広がります。

マレーシア留学のデメリット①費用 

ここからは様々なデメリット、懸念点をひとつずつ挙げていき、解決方法の紹介などをしていきます。

留学前にもっとも気になるのが費用です。

準備・初期費用から留学後の学費、毎月の生活費まで、それぞれ具体的に見ていきましょう。

準備にかかるお金

留学前、日本国内で準備を進めるときにかかる費用をご紹介します。

  •  ビザ関連(子どもの学生ビザ+保護者ビザ):約15万円~40万円
  •  各種手続きのための公的証書発行費用:数千円~
  •  エージェント費用(利用する場合):10万円~
  •  航空券:時期によるが親子で10万円~30万円
  •  家具、家電準備:数十万~130万円

その他、海外保険の加入や、携帯回線を海外利用プランへの変更、日本の家の整理、スーツケース等備品の新調など様々な費用が必要になることもあるので、予備費として数十万円はバッファに持っておくと余裕が生まれます 。

学校関連費

子どもの通学する学校についても、授業料を中心に様々な費用が発生します。

学校のランクやインターナショナルスクール、現地校などにより大きく異なりますが、中程度ランクのインターナショナルスクールを例として費用を見てみましょう。

【初期費用】

  • 出願料:1万円~5万円
  • 入学金、登録料:10万円~50万円
  • デポジット(前払い授業料1~2学期分):10万円~80万円
  • 授業料(小学生の場合):年間80万~180万円ほど
  • スクールバス:月額1万円~5万円
  • 制服:3万円~10万円
  • 教材やタブレット、PCなど:5万~20万円

【年間・月間費用】

  • 授業料(小学生の場合):年間80万~180万円ほど
  • スクールバス:月額1万円~5万円
  • 給食:年間5万円ほど~

その他PTA費や課外活動費などが必要な場合もあり、トータルで初期費用は100万円~、年間費用は150万円~250万円ほどとなります。

これは中堅校の目安で、学年が上がると授業料が跳ね上がることもあるので要注意です。

生活費

次に、家賃や光熱費、食費など日々の生活に関わる費用を月額基準でご紹介します。

居住地域によっても異なるため、今回はクアラルンプール居住、それなりにレジャーや食文化も楽しみたい!という標準的な母子の例として挙げていきます。

  • 家賃(2LDK):10万円ほど
  • 光熱費:2万円ほど
  • 通信費(ネット、携帯):2万円ほど
  • 食費、日用品:15万円前後
  • レジャー:3万円ほど

合計で25万円~40万円程度と、日本とほぼ変わらないと思っておいた方が良いでしょう。

上手くやりくりしていくには

やはり欧米諸国に比べ、学費や物価が安いマレーシアとはいえ、しっかりと費用はかかります。

事前に計画を立て、無理のないようにしたいですよね。

そこで、上手く費用を抑えながらやりくりしていくには、以下のような方法があります。

  • 学校の調査をしっかりとして費用を抑えられる学校を選ぶ
  • 首都クアラルンプールではなく、ペナンなどの都市を拠点とする
  • 日本の家が必要ない場合は貸し出す、一時解約など
  • 移動には車をもたずGrab(配車アプリ)を活用する
  • 日本食だけでなく現地食材も使って食費を抑える

このように、少しでも出費を減らす工夫ができますね。

また、留学前の貯蓄だけでなく、一緒に留学する保護者もリモートワークで仕事を継続、という形も近年は多くなっているようです。

留学を目標にリモートワークができる仕事への転職なども視野に入れてみてもいいかもしれません。

マレーシア留学のデメリット②生活・治安 

せっかく海外へ留学するのなら、語学の習得はもちろん、現地の食文化やレジャーも楽しみたいですよね。

一方、海外には治安の心配があるのも現実です。

事前の情報収集が、安全で充実した留学期間につながります。

英語は『行けば話せる』わけじゃない!語学習得の現実

留学の第一の目的は語学の習得です。

しかし、インターナショナルスクールに行ったから話せるようになる、というわけではありません。

実際には入学後1年は授業についていけないケースも多く、別途英語サポートが必要になることがあります。

多くのインター校では、英語を母国語としない生徒のために少人数制で英語のサポートをするESL(English as a Second Language)プログラムが用意されています。

ESLがあるとはいえ、『英語でしか話しかけてもらえない環境』に飛び込む子どもの精神的な負担は相当なもの。

渡航前から英語に慣れておくことが、入学後の本人の自信につながります。

ESLは別途費用がかかるケースがあり、年間数十万円の追加コストになることもあるので、事前調査が必須です。

最初は戸惑うことも…多国籍の食文化

マレーシアはマレー系、中華系、インド系など多民族国家なので食文化も豊富です。

また、家庭での食事が多い日本とは異なり、外食文化がとても強い傾向があります。

街中には屋台やテイクアウトのお店も多く、そのような現地の食事は1食200円程度など、かなり安い金額で購入することができます。

ただマレー料理やインド料理はスパイスを多く使うものもあるため、辛さなど子どもには要注意なうえ、食べ慣れない料理に戸惑うこともあるかもしれません。

さらに屋台などは食品管理や衛生面が気になる…という意見もよく聞かれます。

現地でも日本食が買える!おすすめスーパー・マーケット

マレーシアでも安全な食材を購入できるマーケットや日本食の扱いがあるお店を頭に入れておくと選択肢が広がります。

以下のようなところがおすすめです!

  • shojikiya:日本の食材、食品を専門に豊富に取り揃えているお店
  • JONETZ by DON DON DONKI:ドン・キホーテ系列で馴染みあり
  • Jaya Grocer:現地定番のマーケット。清潔で現地食材も日本食も取り扱いあり
  • Tokyo Street:日本の食材のみならず、雑貨やカフェなどもある

現地での食事も取り入れつつ、気になる衛生面や安全面もクリアな日本のものをうまく取り入れていくのが長続きするコツです。

安全な国とは言い切れない!気を付けるべき治安

マレーシアは比較的治安の良い国とされていますが、日本と比べるとやはり注意しなければならないことも多くあります。

実際にクアラルンプールではスリやひったくりが多く、日本のような感覚で「スマホを片手に歩いている」のはとても危険です。

詐欺も多く、土地勘のない外国人を狙ったタクシーの料金詐欺なども報告されています。

基本的にあまり徒歩文化ではなく、車社会であり、特に夜は子どもと徒歩移動することは危険なため、Grab(配車アプリ)の活用をおすすめします。

(Grab公式サイト:https://www.grab.com/my/)

子どもひとりでの外出は避け、学校はスクールバス、習い事などは送り迎えが必須となります。

ただ、東南アジア諸国内ではマレーシアは比較的安全な国であり、ショッピングモールや色々な建物に警備員が多く配置されています。

パパに会えない…家族で離れて暮らすことの現実

母子での留学中、配偶者(父親)は日本で仕事をしながら暮らす場合がほとんどです。

長期の留学の際は年単位で家族に会えない、ということも。

zoomなどのツールを使ってコミュニケーションをとることはできますが、時差の問題や休日の違いなどで思うように交流できないこともあるかもしれません。

子どもも長期間父親や祖父母等に会えないことは家族の精神的な繋がりを感じにくくなります。

そうなる前に、例えば父親の長期休暇の際は留学先まで会いに来てもらったり、毎日10分テレビ電話をする、というルールを作ったりと具体的な対策を事前に立てることが大切です。

マレーシア留学のデメリット③医療・緊急時 

いざ留学がスタートしても、生活していくうえで様々なトラブルはつきものです。

いざというときに落ち着いて対処ができるよう、準備しておく必要がありますね。

事前に調べておきたい医療機関

やはり一番心配なのは健康面。

子どもは特に突然体調が悪化したり、うまく症状を伝えられないこともあります。

日本のようにかかりつけの小児科にいつでも受診できたり、夜間・休日救急をスマホでパッと調べる、ということも困難かもしれません。

日本では口にしない食材のアレルギーや熱帯気候特有のデング熱などの危険もあります。

そのため、住む場所が決まったらまずは近くの医療機関をリストアップしておきましょう。

マレーシアには公立病院と私立病院があり、公立病院は費用が安いものの、英語が通じにくく、外国人の利用は主流ではありません。

私立病院は清潔で英語中心、外国人慣れしている病院も多く、こちらを選択したほうがスムーズに受診できます。

医療レベルは日本と遜色なく、英語対応の病院では言葉の壁もさほど高くありません。

ただ、基本的に外国人は自費受診となるため、学校保険や海外保険への加入をおすすめします。

母子留学で起きやすい精神的なデメリットと乗り越え方

体調と同じくらい重要なのが、メンタルケアです。

海外生活をはじめると一気に環境が変わるため、親子それぞれに“適応ストレス”が出ることがあります。

子ども側によくあるのは、最初は見慣れぬ海外で楽しくテンションが高い状態ですが、1ヵ月位を過ぎると疲れが出始めたり、言語が通じないストレスを強く受けるようになります。

友だちがなかなかできなかったり、日本との授業の違いなどをストレスに感じることも。

母親側も精神的な負担を感じることが多くあります。

慣れない手続きの連続、頼れる人のいない孤独感、子どものサポートと自分のストレスの両立……正直、挙げていくとキリがありません。

学校に通う子どもよりも現地の言葉に触れる機会が少ない場合、例えば学校のお便りが英語で先生に質問すらできなかった、など、日々語学の壁にぶつかります。

母子ともに本格的にストレスに押しつぶされる前に、しっかりと対処をしていきましょう。

マレーシアには日本人コミュニティがたくさんあるので、居住地の近くで見つけておくと心強いです。

「日本語で話せる」ことの安心感は思ったより強いものです。

また、同じように母子留学している仲間をSNSで探したり、時には日本にいる家族や友人とコミュニケーションを取ったりと、話をするだけで気持ちがずいぶん楽になります。

一時帰国の手続き

留学中に万が一、日本に緊急帰国しなければならないことが発生するかもしれません。

そんな時に焦らず落ち着いて行動できるよう、一時帰国する場合はどのような手続きをするのか知っておくと、いざというとき冷静に動けます 。

まずは、子どもの学校へ連絡し、一時帰国する旨、期間などを必ず伝えます。

次に航空券の手配、(自宅がない、日本国内でも遠い場所の場合)日本での滞在先確保も行います。

ビザや再入国の手続き、借りている家については1ヵ月以内程度の短期であれば特に問題ない場合がほとんどです。

ただ長期になると学生ビザの場合、出席率や学校側のルールにより別途手続きが必要になることもあるので、確認しましょう。

まとめ

母子留学をするとなると「いろんなことを学びたい!」「現地も楽しみたい!」など理想がたくさんありますが、今回は様々な現実を知ったうえでの準備をしてもらいたいと思い、あえてデメリットに着目しました。

新しい挑戦に不安はつきものですが、頭の片隅に「こんな時どうする?」を覚えておくと、準備を重ねた分だけ、チャレンジに自信が持てます。

理想と現実のギャップを小さくするほど、留学はうまくいきます。

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