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【リアルな海外子育て事情】マレーシアのインター校、親の英語力はぶっちゃけドコまで必要?

日々、教育移住や親子留学を検討されている親御さんとお話ししていると、本当にたくさんのご相談をいただきます。 「うちの子にはどんな学校が合っていますか?」 「イギリス式のカリキュラムとIB(国際バカロレア)、どちらがいいんでしょう?」 「マレーシアの実際の治安はどうですか?」 「最近の物価高や生活費のリアルなところが知りたいです」

初めての海外生活、しかも大切なお子様の教育環境を選ぶのですから、心配事が尽きないのは当然ですよね。私たちも、その一つひとつの不安を解消するために日々サポートをさせていただいています。

しかし、学校のカリキュラムや生活環境と同じくらい……いや、もしかするとそれ以上に、親御さんが心の奥底で大きな不安を抱えているテーマがあります。

それが、「親の英語力」です。

「子どもには英語を身につけさせたいけれど、実は私自身は英語が全然ダメで……」
「海外のインターナショナルスクールに通わせるって、親もペラペラじゃないと門前払いですか!?」

面談の際に、切実な表情でこう打ち明けられる親御さんは非常に多いです。
今回は、そんな「親の英語力問題」について、マレーシアのインター校のリアルな現状を踏まえながら、地に足のついた率直な意見をお伝えしたいと思います。

 

結論:親の英語力は「なくてもなんとかなる」のが現代のリアル

いきなり結論から申し上げてしまいますね。
海外のインター校に通わせるにあたって、
親御さんの高い英語力は、必ずしも必要ありません。

「えっ、本当に? エージェントだからって都合のいいこと言ってませんか?」と思われるかもしれません。でも、これには現代ならではの明確な理由があるんです。

最大の理由は、学校と親のやりとりの9割が「テキストベース(文字)」で完結するからです。

マレーシアのインター校では、日常的な連絡手段として専用のスクールアプリや、WhatsApp(日本でいうLINEのようなメッセージアプリ)が当たり前のように使われています。

日本のように「連絡帳に手書きする」「電話で先生と話す」「お便りのプリントが配られる」といったアナログな文化はほぼありません。明日の持ち物も、来週のイベントのお知らせも、支払いのお知らせも、すべてアプリにテキストで送られてきます。

これが、英語に自信のない親御さんにとって最大の救世主となります。 テキストであれば、そのままコピーしてチャットGPT、Google翻訳やDeepLなどの優秀な翻訳アプリにかけるだけで、内容を完璧に理解できるからです。

子どもの様子を先生に尋ねたいときや、「最近ちょっと授業についていくのがしんどそうです」といった相談をしたいときも、アプリのメッセージ機能で完結します。 自分が伝えたいことを日本語で書き、翻訳アプリで英語にして送信する。先生からの返信も、翻訳アプリで日本語にして読む。

はっきり言って、対面でしどろもどろになりながら、よくわからない英語を口頭で聞き取るよりも、翻訳ツールを通したテキストコミュニケーションのほうが、よほど正確に状況を理解できます。(後で見返せますし、忘れなくていいですし、そいうった意味でも大助かりです)

「言っていることがわからなくて、とりあえず愛想笑いで頷いてしまった……」というミスコミュニケーションを防げるため、日常のやりとりはこの「テキスト+翻訳アプリ」の戦法で十分乗り切れるのです。

それでも英語が必要になる「3つのシチュエーション」とは?

「なんだ、じゃあ英語が全く話せなくても余裕じゃん!」と安心されたかもしれません。 基本的にはその通りなのですが、やはり「リアルな生活」の中では、テキストだけではどうにもならない、口頭でのコミュニケーションを避けられないシチュエーションがいくつか存在します。

ここからは、コンサルタントとしてのリアルな視点で、「親の英語力が試される場面」を3つご紹介します。

1. 学期に一度の「保護者面談(Parent-Teacher Conference)」

頻度はそう高くありませんが、ほとんどのインター校で保護者面談が設けられています。日本と同じように、先生と親が1対1(あるいは子どもを交えて)で顔を合わせ、学校での様子や成績について話し合う場です。
それは対面の場合もオンラインの場合もあります。
普段からコミュニケーションを取っていても成績の話なんかはこういった面談時に言われることが多いです。

マレーシアのインター校の先生たちは、世界中から集まる「英語が母国語ではない親(韓国人、中国人、中東系、そして日本人など)」の対応に非常に慣れています。そのため、こちらが英語が苦手だとわかると、とてもゆっくり話してくれたり、簡単な単語を選んでくれたり、時には先生自らスマホの翻訳アプリを使って画面を見せながら話してくれたりもします。

ただ、それでもやはり「その場で聞いて、その場で返す」という英会話のキャッチボールにはプレッシャーが伴います。 特に、お子様の学習の遅れ、お友達とのトラブル、メンタル面での繊細な話題など、ニュアンスを含めて正確に話し合いたい重要な面談の場では、「なんとなくわかったフリ」をするのは危険です。先ほどもお伝えしたようにこういった面談では成績のことや進路のことを話す目的のものが多く、ちょっとなぁなぁに出来ない部分でもありますよね?

そういう時はどうするか? 「その時間だけ、通訳をつける」という解決策があります。

実は、私たちGLOBAL EDU MARAYSIAでも、こういった保護者面談時の同行サービスを提供しています。「普段はアプリでやり取りできているけれど、今回の面談だけは込み入った話をしたいから通訳をお願いしたい」というご依頼は非常に多いです。いざという時はプロに頼れるという安心感を持っておくことで、精神的なハードルはグッと下がります。
もちろん、単に言葉を訳すだけでなく、『母親目線で、これだけは先生に聞いておいたほうがいいですよ!』といった面談のアドバイスもさせていただいています。

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2. 送迎時の「ちょっとした立ち話と些細な報告」

もう一つのシチュエーションは、毎日の登下校の送迎時です。 マレーシアではスクールバスを利用するご家庭も多いですが、親が車で直接送迎するケースも一般的です。

特に幼稚園から小学校低学年くらいまでの小さな年齢のお子様の場合、教室のドアまで送り迎えに行くことがあります。その際、先生から「今日は〇〇ちゃんとブロックで仲良く遊んでたよ!」「学校にこういうのは持ってこないでね!」といった、わざわざ文章にしてアプリで送るほどではない、些細だけれど親としては嬉しい?報告を口頭で受けることがあります。日本の保育園のお迎え時によくある光景ですね。

こうした「ちょっとした会話」は、翻訳アプリを立ち上げる間もなく、ポンポンと進んでしまいます。 もちろん、笑顔で「Oh, thank you!」と言えればその場は和やかに収まりますが、英語が聞き取れないと「今、先生なんて言ったんだろう? 褒めてた? 注意された?」と、モヤモヤしたまま帰路につくことになってしまいます。

3. 最大の関門は「親同士のコミュニケーション」

そして、最もリアルで、かつ多くの親御さんが直面する壁がこれです。 学校の先生は「仕事」として留学生の親に優しく対応してくれますが、他の生徒の親御さんとの付き合いは、完全にプライベートなコミュニケーションになります。

子どもというのは言語の壁を軽々と越える天才です。入学してしばらくすると、あっという間に国籍の違うお友達を作ってきます。子ども同士が仲良くなると、当然ながら親同士も関わる機会が生まれます。

例えば、年齢が小さい頃はお誕生日会(バースデーパーティー)が頻繁に開催されます。 マレーシアのインター校の誕生会は、巨大な室内プレイグラウンドを貸し切ったり、コンドミニアムのパーティールームを使ったりと、かなり盛大です。そこにはクラスメイトの親御さんたちがズラリと集まります。

子どもたちが遊んでいる2〜3時間の間、親たちはジュースを飲みながらの歓談タイム。「どこのエリアに住んでるの?」「マレーシアに来てどれくらい?」「休日は何してる?」といったスモールトーク(雑談)が英語で繰り広げられます。ここでずっと壁際に立ってスマホをいじっているわけにもいかず、冷や汗をかきながら英会話に挑む親御さんは少なくありません。

また、年齢が少し上がってくると、今度はプレイデイト(子ども同士の遊ぶ約束)が入ってきます。 「今週末、うちのコンドミニアムのプールに遊びに来ない? そのまま晩御飯も食べていっていいよ!」なんていうお誘いを、WhatsAppで突然受けたりするわけです。

こうなると、「何時に連れて行けばいい?」「アレルギーはないよ、ピザ大好き!」「お迎えは何時がいいかな?」といった親同士のすり合わせが必要になります。 テキストでやり取りできる段階はまだ良いのですが、いざお宅に伺って親御さんに挨拶をするときや、迎えに行った際にお茶を出されて「最近の子どもたちの様子」について語り合うときには、やはりある程度の英語力が求められます。

また、親同士の繋がりがないと入ってこないリアルな情報も存在します。
先日も、私は仕事で学校の説明会を欠席してしまいました。「あとで先生に聞けばいいか」と思いきや、そこはさすがマレーシア。先生が内容を把握しきれていなかったり、「担当者に聞いておくよ!」と言ったきり忘れられてしまったり(先生も授業で忙しいですからね……)。
こんなイレギュラーな事態に直面した時、一番確実で早いのは「実際に参加した親御さんに直接聞くこと」だったりするのです。

 

この「親同士の付き合い」において英語が話せないと、少し不便を感じたり、お誘いを断りがちになってしまったりして、親御さん自身が孤独を感じてしまうケースがあるのも事実です。

 

完璧な英語よりも大切なのは「オープンなマインド」

いかがでしょうか。 「やっぱり英語が必要じゃないか!」とプレッシャーに感じてしまったかもしれませんね。

でも、安心してください。 マレーシアという国は、多民族・多言語国家です。マレー系、中華系、インド系の人々が共生しており、それぞれが独特のアクセントを持つ英語(マングリッシュとも呼ばれます)を話します。

彼らは「ネイティブのような完璧な文法の英語」なんて求めていません。 文法が間違っていようが、単語の羅列だろうが、一生懸命に伝えようとする姿勢があれば、みんな親身に耳を傾けてくれます。世界で一番、ブロークンイングリッシュに対して寛容で優しい国の一つだと言っても過言ではありません!!

親同士の会話でも、「私、英語があんまり得意じゃないの。ごめんね」と最初に笑って伝えてしまえば、「ノープロブレム! 私だって英語ネイティブじゃないし!」と笑い飛ばして、簡単な言葉で話しかけてくれる人がほとんどです。


「あのママともっと話してみたい」「先生の褒め言葉を直接受け取りたい」——そんなポジティブな気持ちが湧いてきたら、それがベストなタイミングです。

弊社では、お子様がインター校に行っている平日の午前中などを活用して通える「大人向けの語学学校」のご紹介も行っています。

もちろん最初から頑張る必要は全くありません! マレーシア生活に慣れてきて、「生活に慣れて、カフェでお茶をするくらい自分の時間ができた時に」 と思い立った時に、気軽にご相談いただける環境を整えています。親子で一緒に「英語が伝わる楽しさ」を味わうのも、留学の醍醐味の一つですよ。

 

 

まとめ:親の英語力は「伸びしろ」として楽しむ

結論として、マレーシアのインター校に通わせるにあたり、スタート時点での親の英語力は「翻訳アプリを使えば日常の学校生活は回せる」という意味で、必須ではありません。

いざという時の面談などは、私たちのような通訳サポートを頼っていただければ大丈夫です。すべてを親御さん一人で抱え込む必要はありません。

ただ、現地での生活が長くなり、お子様の世界が広がっていくにつれて、「先生が言っていた些細な褒め言葉を直接聞き取りたい」「子どもの親友のママと、もっと楽しくおしゃべりしてみたい」という気持ちが自然と湧いてくるはずです。

その時が、親御さん自身の英語の「伸びしろ」です。 子どもが毎日インター校で頑張って新しい言葉を吸収しているように、親御さんもまた、現地でのリアルな生活を通じて少しずつ英語に慣れていけばいいのです。

「英語ができないから……」という理由だけで、お子様の可能性を広げる海外留学という素晴らしい選択肢を諦めてしまうのは、本当にもったいないことです。

最初は翻訳アプリと、私たちエージェントのサポートをフル活用してください。 そしてマレーシアに来てから、お子様と一緒に、少しずつご自身のペースで異文化交流を楽しんでいっていただけたらなと思います。

留学生活をどうデザインしていくか、その不安も期待も、ぜひ私たちに丸ごとご相談くださいね! マレーシアの空の下で、皆様の挑戦をサポートできる日を楽しみにしています。

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