【留学コンサルが明かす】学費と家賃だけじゃわからない!マレーシア留学・移住の「リアル物価」と想定外のギャップ
この記事を書いた人
福岡県出身。前職はメーカー勤務。ある海外旅行で娘を現地のインターナショナルスクールに体験入学させた際、子どもが自ら学びに向かう伸び伸びとした光景に衝撃を受け、海外教育への関心を深める。約5年の情報収集と7カ国の比較を経て母子留学を決断し、会社を退職して2人の娘とともにマレーシアへ渡った。現在は娘たちを現地のインターナショナルスクールに通わせながら、自身の「迷い」と実体験をもとに、これから教育移住を考える家庭へ向けた等身大の情報を発信している。
普段、留学コンサルタントとしてカウンセリングを行っていると、ご相談に来られるお客様やご家族から必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。
「学費は年間でいくらかかりますか?」
「コンドミニアムの家賃相場ってどれくらいですか?」
もちろん、これらは留学や移住の資金計画を立てる上で最も重要な二大巨頭です。
しかし、実は私が面談でそれと同じくらい(あるいはそれ以上に!)強調してお伝えしているポイントがあります。
それが、「渡航後の日々の生活費と、リアルな物価ギャップ」です。
私がプライベートでマレーシア留学・移住の話をすると、多くの友人が「物価は日本の3分の1くらいで、何でも激安なんでしょ!?」と。ですが、実際に現地で生活費を払って暮らしている身からすると、答えは「イエスであり、大声でノー!」です。
確かに安いものもありますが、それは生活のほんの一部。多くの商品は日本と同等か、アイテムによっては「日本で買うより圧倒的に高い!」という罠が潜んでいます。
今回は分かりやすく「1リンギット=40円」で換算しながら、学費や家賃のシミュレーションだけでは見えてこない、マレーシアの「リアルな物価事情」を私自身の実体験とともに徹底解説します!
この記事について
- ※この記事は、マレーシアへの教育移住・母子留学を検討されるご家族の「はじめの一歩」になるべく、GLOBAL EDU MALAYSIAが制作しています。当コラムの執筆・編集は、実際に自身の子どもをマレーシアのインターナショナルスクールに通わせているスタッフが担当しています。
- この記事は、マレーシア現地で教育移住・母子留学をサポートするGLOBAL EDU MALAYSIAが、30校以上の提携校から得た一次情報と、現地で子育てをする当事者としての実感に基づいて執筆しています。
留学・移住前に知っておきたい!「安くて最高!」と感じる生活のリアル
まずは、「マレーシアに来てよかった〜!」とドヤ顔で言える、安くてお得なジャンルからご紹介します。これらは留学生活の満足度を間違いなく引き上げてくれる嬉しい要素です。
1. 住居費(家賃):激安ではないが「この設備なら大満足」なドリーム感
学費に並ぶ大きな固定費である「家賃」。
日本の都市部で月10万円で住める物件は、1Kや手狭な1LDKが限界ですよね。
マレーシアでも昨今の物価高と「1リンギット=40円」で計算すると、以前メディアで言われていたような「月数万円で大豪邸!」というような激安感はなくなりました。ですが、それでもやっぱり家賃のコスパは圧倒的です。
10~15万円前後の予算があれば、「100平米超えの3LDK」なんていう、十分すぎる広さのコンドミニアム(高級マンション)が借りられます。
さらに驚くべきは、敷地内の付属施設です。
- インフィニティプール(勉強の合間にリゾート気分!)
- 本格的な器具が揃ったフィットネスジム
- サウナやジャグジー
- 24時間体制のセキュリティ(コンシェルジュ付き)
これらすべてが住人なら「完全無料(使い放題)」!
「この広さと設備、日本では絶対に借りられないよね」と、移住生活のモチベーションを上げてくれる最高の環境が手に入ります。
2. ネットショッピング:新生活立ち上げの強い味方(ただし品質はギャンブル)
移住のスタート直後は、家具や日用品を揃えるために出費がかさみます。
そこで大活躍するのがShopeeやLazadaといった現地ECサイト(ネット通販)です。
マレーシアのネット通販は、国内ショップだけでなく、中国やタイなどの近隣諸国からダイレクトに発送してくれるシステムが整っています。「海外発送なら送料が高いのでは?」と思いきや、なんと〜数百円、時には送料無料で自宅まで届くから驚きです。
机、ラック、キッチン用品まで何でも揃い、お財布にとても優しい!
ただし、カウンセラーとしてひとつ注意喚起をさせてください。「品質のピンキリ感がすごい」です(笑)。
「お洒落なシルク調パジャマ」を頼んだら「これ紙やすりかな?」と思うようなゴワゴワの布が届いたなんて失敗談は日常茶飯事。宝探し感覚でクオリティを見極める大らかさは求められますが、初期費用を抑える上での強い味方です。
3. 食費(ローカルフード&超高級店):二極化する「安さ」の魅力

食費に関しては、「ローカルの庶民食」と「超高級店」という両極端な2つの世界で安さを実感できます。
① 屋台・ホーカー(屋台村)での日常食
強い味方になるのが、地元の屋台やホーカー(屋台村)です。
私自身、自他共に認める「かなりの大食い」なのですが、そんな私でも1食あたり10リンギット(約400円)も出せば、ナシレマやチキンライスでお腹がはち切れそうになります。
これほど頼もしい環境はありません。
② 特別な日のファインダイニング
一方で面白いのが、五星ホテルなどに入る超高級レストランの価格です。実は、日本で同じお店に行くよりもマレーシアの方がリーズナブルに楽しめます。
例えば、テーブル上に映し出される映像演出と一緒に食事を楽しむ話題のプロジェクションマッピング・レストラン「Le Petit Chef(ラ・プティ・シェフ)」。
- 大阪の店舗: コースで20,000円〜25,000円前後
- マレーシアの店舗: 同等のコースと演出で15,000円〜23,000円相当
- 子供コースに関しては日本14,000円、マレーシア10,000円と4,000円の差があります。


日本からご家族が渡航してきた時のお祝いディナーや、特別なイベントの際には、日本では手が届きにくい高級体験が「マレーシア価格」でリーズナブルに叶います!
資金計画の落とし穴!?「日本と同じかそれ以上」に高いものの現実
さて、ここからが留学コンサルタントとして皆さんに一番お伝えしたい「想定外の物価の罠」です。「マレーシアは物価が安いから食費も日用品も浮くはず!」と甘く見ていると、現地で資金計画が崩れてしまう原因になります。
1. 外国料理・カフェ:「たまには和食やパスタ♪」でお財布が爆発する
「さっき外食は安いって言ったじゃん!」と思われるかもしれませんが、安いのあくまでも「地元のマレーシア料理」です。
日本なら、定食屋さんに行っても、カジュアルなイタリアンやカフェに行っても、ランチならどちらも1,000円〜1,500円前後で楽しめますよね。
しかし、マレーシアで「たまには洋食、パスタ、日本のラーメンが食べたいな」とカフェや外国料理店に入ると、一気に価格が高騰します。
ローカルフードが1食10リンギット(約400円)なのに対し、ちょっと綺麗なカフェでサラダとパスとを頼むと、一気に40〜50リンギット(約1,600円〜2,000円)の世界に突入します。
お友達同士で「放課後にカフェでおしゃべり」「週末は和食ランチ」を日常的に繰り広げていると、食費はあっという間に日本の都市部以上に膨れ上がってしまいます。
2. 乳製品:朝食・自炊派を襲う「熱帯気候の洗礼」
お子様連れの教育移住の場合スーパーを訪れることもあるかと思います。
スーパーで絶句するのが「乳製品(牛乳・チーズ・バター)」です。
マレーシアは常夏の国。広大な牧草地で牛を飼育する酪農業には不向きなため、乳製品の大部分をオーストラリアやニュージーランドからの輸入に依存しています。
日本のスーパーなら、ピザ用のシュレッドチーズや粉チーズなんて数百円で手軽に買えますよね。
しかし、マレーシアで同じようなチーズのパックを買おうとすると、平気で25リンギット(約1,000円)ほどします。
「毎朝チーズトーストと牛乳を飲む」という日本での当たり前の習慣が、現地では一気に「プチ贅沢」へと昇格してしまうのです。
3. 海外ブランド品・スニーカー:「日本で買った方が絶対安い」事件
最後に、渡航前の持ち物準備においてぜひ知っておいてほしい、私自身のリアルな体験談をご紹介します。
先日、マレーシアの大型ショッピングモールを歩いていた時のこと。いま人気のスイス発スポーツブランド「On(オン)」のスニーカーがショップに並んでいたので、何気なく値札をみてみると…..
そこに書かれていたのは……「RM 700〜(約28,000円〜)」!
「えっ!?」と思わず声が出そうになりました。
実は私、まったく同じOnのスニーカーを、日本にいる時に「22,000円」で購入していたのです。
その差額、なんと6,000円近く!
「うわあ……! 日本で買っておいて本当に大正解! なんてラッキーだったんだろう!!」と、モールの中で一人でガッツポーズをしてしまいました(笑)。
マレーシアでは、海外のアパレルブランド、スポーツメーカーは関税や輸送コストが上乗せされるため「日本で購入するよりも2割〜3割高い」という逆転現象が普通に起こります。
まとめ:留学コンサルタントが教える「失敗しない資金計画」のコツ
後悔しない留学・移住計画のために
留学や移住の計画を立てる際、学費や家賃といった「固定費」の計算だけで満足してしまうと、現地に来てから「思ったより食費や日用品代がかさんで予算オーバー……」ということになりかねません。
マレーシアでの生活費は、「現地でどんなライフスタイルを選択するか」によって大きく変わります。
- 普段の食事はローカルの美味しさを楽しみ、たまの休みにカフェへ行く
- スニーカーやブランド衣類、こだわり日用品は日本にいるうちに賢く買い揃えて持参する
- コンドミニアムのプールやジムなどの無料設備を徹底的に活用する
このように、「安くてお得な現地インフラ」を賢く使い倒し、「日本より高いもの」は事前に日本で準備しておくことこそが、満足度の高いマレーシア生活を送るための秘訣です!
「自分の希望するライフスタイルだと、トータルでどれくらいの現地生活費が必要かな?」
「持参した方がいいもの、現地調達で十分なもののリストが欲しい!」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ一度、無料留学カウンセリングでご相談ください。学費や家賃の試算はもちろん、現地でのリアルな暮らしまで見据えた「失敗しないトータル資金計画」を一緒に立てていきましょう!